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どうして手の平や足の裏には毛がないの?

毛が生える必要がなく、毛が生えていると邪魔になるからだと言われています。

私たちの手は外界との刺激を多く受ける一種の感覚器とも言えます。他の肘や太ももなどの部位に比べても手は日常的に握る、触る、摩る、擦る、嵌めるなど様々な事が指を含めて行なわれています。
折り紙を折ったり、箸を器用に扱うなど手以外では実現の難しい繊細な行為が行なえるのも、手の持つ鋭敏な感覚と自在に動く指によるものです。
もし手のひらに毛が生えていると、毛が引っ張られる感覚や抜ける痛みなど余計な感覚刺激が増えてしまい、本来の作業に必要な刺激の障害になるでしょう。もっとも生えるためのスペースがないというのが一番の理由です。

毛が生えていない理由

私たちの手のひらにはパチニー小体という感覚を司る細胞が多く存在しています。これは他の部位でも同じように存在していますが、手のひらの場合は密度が他より高く存在しています。
前述の通り毛があるとこの感覚器官の邪魔にもなりますが、毛が生える余地がないというのが最大の理由です。

毛を作るためには毛を作る器官が必要不可欠です。もしも手の平に毛を作る器官を作ると今度はパチニー小体の居場所がなくなってしまいます。感覚を捨てるわけにも行かないので、手のひらは無毛にならざるを得ません。
手だけでなく刺激が大切になってくる唇などの感覚が敏感な部位にも毛は生えていません。

足の裏も手と同じような理由です。転ばないように歩くためにも地面の凹凸など地面から様々な情報を受けらないといけないので足の裏の感覚も重要な情報です。それの邪魔になる可能性の高い毛は不要でしょう。もともと人は最初こそ素足で行動をしていたので、足の裏は硬く毛が生えるには過酷な環境だったのかもしれません。

そもそも毛が生える必要性が無い

感覚器によって生える余地がないという理由以外にも、毛が生える必要がないというのもあります。
例えば眉毛は目に塵が侵入しないためにも必要で、鼻毛は鼻呼吸時の塵を通さない濾過装置の様な役割として不可欠です。体表面に生える毛髪も日光が皮膚に直接当たらないようにしたり、物がぶつかったりした時の衝撃を緩和したりなど必要なので存在しています。

手の平の場合は、物を握る際に邪魔になるだけでなく感覚が鈍ったり、足の裏も歩きにくく、滑りやすくなるかもしれないので必要性が感じられません。
そのため手のひらや足の裏には毛が必要ないのです。